意匠の時空間的分析

基礎な手法を用いて日本における登録意匠の時空間的分析などを探検する目的で、このブログによって、手法などについてシェアしたり、意見交換したりします。

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第33回年次学術大会

2G05 
2018年10月28日(日)10:30-10:45

時空間的小地域(町・大字)データとその小地域に特定された意匠有権者住所からなる地域イノベーション実証研究用のデータベース

講演要旨

中小企業におけるイノベーションと地域創生に関する実証研究には意匠データが重要な役割を果たせると考えられるが、実証研究に使える時空間的なデータベースが少ないことは事実である。これに対して、本研究では2000~2015年の国勢調査小地域(町・大字)と、これらの国勢調査の間に空間変動が1%以下である統合小地域(87591区)に住所特定した2000~2017年間に出願と登録した国内意匠権者のデータベースが開発された。更に、ポリゴンデータを用いて前述国勢調査小地域と2009~2014年経済センサス基礎調査小地域との対応表も開発された。本稿では、全国小地域に亘る時空間的実証研究を可能とする意匠データベースの構築と探索的分析例を紹介する。

キーワード:時空間的なデータベース、意匠データ、経済センサス、国勢調査、小地域

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